コロナ禍が長引く中、事業を継続するために融資を受けた方も多いかと思います。
資金繰りが苦しい時に融資を受けたけど全然状況が良くならない。
月々の返済負担も大きいしどうしたら良いんだよ。
今月引き落としが出来なかったけど何も連絡ないからこのままで良いよね。
ちょっと待って!
そのままにしておくのが一番危ないよ!
返済負担が大きいと感じた時はまず相談だよ。
今回のコロナ禍は誰も想定できるはずもなく、資金繰りが大幅に狂った事業者も多いのではないでしょうか。
予定通りに売上があがらない中、月々の固定費の支払いは変わらず続いていきます。
今回はその中でも借入の返済について書いていきます。
借入の月々の返済が遅れたり返済が滞ったりしたら、次回以降の融資に悪影響が出ます。
返済が苦しいのであれば何もしないのではなく、必ず担当者に連絡をして相談をしてください。
令和4年3月20日時点の情報に基づき記載しています。
融資について
融資に関しては大きく分けて
- 新規融資
- 既存融資の借換
- リスケ(返済条件の変更)
の3つがあります。
新規融資とは呼んで字のごとく新しく融資を申し込むことです。
ただ、現状資金繰りが大変な中での新規融資というのは審査が通らない可能性が高いです。
今現在、他の借入がある中新しく借り入れをおこすのは月々の返済負担が増える事から抵抗があるかもしれません。
借換について
そんなときには既存融資の借換をおこなう事になります。
今現在借りている融資とは別に借り入れをするのではなく、既存の融資をひとまとめにする方法を借換といいます。
例えば借入の残金が100万円あるとして、今回手元資金で500万円必要な場合で考えます。
100万円とは別口で500万円の借入をおこなうと返済口数が二口になります。
100万円の借入に対しての月々返済額が10万円、500万円の借入に対しての月々返済額が20万円なら、合計30万円を毎月返済していかなければなりません。
上記の借り方だと月々の返済負担が多くなって資金繰りに影響が出ます。
借換での申し込みをすると600万円で申し込みをして、その中から100万円を返済し、差額の500万円が手元に残るようになります。
当然返済は600万円を返済するようになります。
600万円の借入が一本になるので6年で借りたとしたら月々の返済は8万円強で済みます。
このやり方をすれば返済期間は伸びる事になりますが月々の返済負担を減らす事ができます。
返済負担を無くす方法
既存融資を以前の記事で説明した【金利0%の融資】の借換で一本化して3年間返済据え置きをつければ、条件に合致する人は当初3年間は月々の返済を一切なくす事ができます。
金利負担はもちろん元金の返済さえなくなるので、毎月の返済額が0円になります。
最強すぎる制度だと思います。
現状このやり方が一番オススメです。
【金利0%の融資についてはコチラから▼】
ただし、上記のやり方は日本政策金融公庫という政府系の銀行での借入限定になります。
民間銀行で借りた融資はまとめられない、市区町村の制度融資とはまとめられないなど、一定の条件がありますので、詳しくは相談されてください。
リスケについて
最後はリスケについてです。
借入の返済負担が多く、資金繰りに窮している事業者は返済条件の変更(リスケ)を検討する事になるかもしれません。
リスケとは利息のみの支払いに変更してもらったりなどして月々の返済額を減額してもらう事です。
新型コロナウイルスに関連した事業者からのリスケの申し入れは金融庁から各金融機関に対して配慮要請もおこなわれていますので、苦しければほったらかしにせず、必ず早めに担当者に相談をしてください。
まとめ
- 日本政策金融公庫の借入は、日本政策金融公庫からの借入で一本化する
- その際条件にあてはまる人は金利0%の特別貸付制度を利用する
- 据え置き期間は5年まで設定できるので設定する(審査の結果短縮される可能性あり)
上記条件が全て審査に通れば、融資を受けて5年間は一切の返済がなくなります。
5年後から返済がスタートしますので、それまでに事業を立て直す事ができます。
いかがでしょうか?
現在月々返済している金額が丸々運転資金に使えれば大分楽になるのではないでしょうか?
日本政策金融公庫からの事業性融資があり、条件にあてはまる方限定になりますが、記載したやり方であれば資金繰りがかなり楽になるハズです。
特別な融資制度、支援金、補助金など様々な支援制度があります。
知っている人は使っています。
知らない人、使っていない人はその金額分損しています。
今後も事業者、副業をしている人などが活用できる国の制度を紹介していきます。
利用できるものは全て利用して事業を発展させていきましょう!
金利0%融資は別記事をご覧ください。
【金利0%での融資についてはコチラ▼】
売上が減少している事業が使える支援金についても別記事に記載しているので合わせてご覧下さい。
【事業復活支援金についてはコチラ▼】
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