小規模事業者持続化補助金の特別枠について

創業・副業

小規模事業者持続化補助金について前回の記事で紹介しました▼

基本的には、小規模事業者がおこなう地道な販路開拓等の取り組みに対して補助率2/3で50万円補助される補助金です。

小規模事業者補助金の通常枠といわれるものです。

しかし、一定の条件を満たすと、特別枠での申請が選択できるようになります。

特別枠は複数あり、最大、補助率3/4で補助額200万円にアップします。

200万円!!

一定の条件満たす満たす!!

絶対そっちで申請した方が良いね!!

誰でも一定の条件を満たせる訳ではないよ。

特別枠の中身について説明していくよ!

今回は、その特別枠の中身について少し掘り下げて説明していきます。

通常枠は補助上限額50万円で補助率2/3です。

各特別枠の名称は以下の通りです。

  1. 賃金引上げ枠
  2. 賃金引上げ枠(赤字事業者)
  3. 卒業枠
  4. 後継者支援枠
  5. 創業枠
  6. インボイス枠

たくさん特別枠があるから

どれかには該当しそうだね!

200万円ゲットだぜ!!

印象としては5の創業枠以外は

かなり条件が厳しいと感じているよ。。

特別枠の特徴は以下の通りです。

小規模事業者持続化補助金<一般型>ガイドブックより

各特別枠の補助上限額などを一言コメント付きで紹介していきます。

賃金引上げ枠

  • 補助上限200万円
  • 補助率2/3
  • 事業所内最低賃金を30円以上あげる必要あり
  • 補助事業終了時に要件を満たさないと補助金交付なし

要件満たさないと補助金交付なしって厳しい。

賃金引上げ枠(赤字事業者)

  • 補助上限200万円
  • 補助率3/4
  • 事業所内最低賃金を30円以上あげる必要あり
  • 直近1年の課税所得が0円である条件あり
  • 補助事業終了時に要件を満たさないと補助金交付なし

赤字事業者でさらに賃金あげて要件満たさないと補助金交付なしって厳しい。

卒業枠

  • 補助上限200万円
  • 補助率2/3
  • 常時使用する従業員の数を増やし小規模事業者の従業員数を超える事
  • 補助事業終了時に要件を満たさないと補助金交付なし

従業員を必ず増やして小規模事業者の枠を超えないといけない。。

従業員数増やしたら持続化補助金の対象から今後は外れる。

さらに要件を満たさないと補助金交付なしって厳しい。

後継者支援枠

  • 補助上限200万円
  • 補助率2/3
  • 跡継ぎ候補者が実施する新たな取り組みに対して補助
  • 申請時にアトツギ甲子園のファイナリストになった事業者

アトツギ甲子園のファイナリストって何人いるの?

創業枠

  • 補助上限200万円
  • 補助率2/3
  • 特定創業支援等事業による支援を公募締め切り時から起算して過去3か年の間受け開業した事業者であること

特定創業支援等事業の内容によってはこれから創業する人にとってはチャンス。

すでに開業した人もテコ入れをするのに使えそう(特定創業支援等事業の支援を受けているのなら)。

インボイス枠

  • 補助上限100万円
  • 補助率2/3
  • 2021年9月30日から2023年9月30日の属する課税期間で一度でも免税事業者であった又は免税事業者であることが見込まれる事業者のうち、インボイス発行事業者の登録が確認できた事業者であること
  • 補助事業終了時に要件を満たさないと補助金交付なし

インボイス発行事業者=課税事業者=消費税を払う義務が発生するという事。

しかも補助事業終了時に要件を満たさないと補助金交付なしって厳しい。

まとめ

創業枠と後継者支援枠以外は、補助事業終了時に要件を満たさなと補助金交付なしとなっています。

でも、賃金を増やせるなんかやってみないと分からないし

その時まだ今のような状況だと厳しいよ。。

そういった状況は流石に加味してくれるよね??

公募要領より抜粋

ぴっしゃり公募要領に書かれてあるので

恐らく加味されません。

従業員の数を増やすっていうのも

今後どうなるかわからないから、その時の状況によっては

免除されるんでしょ??

そこまで鬼じゃないよね??

公募要領より抜粋

鬼とか関係なく、公募要領には

ぴっしゃり書かれてあります。

ぜーんぶ書かれてあります。

確かに厳しそう。。

特別枠のほとんどが、補助事業終了時までにその条件をクリアしないと、補助金を交付しないといったものとなっています。

「ちょうど賃金を上げようと思っていた」

「インボイス発行事業者に登録をしようと思っていた」

「従業員の雇用を考えていた」

という事業者であれば特別枠での申請が良いかもしれませんが

補助金のために無理やり特別枠にあてはめるのは得策ではないと思います。

特別枠の中では創業枠と後継者支援枠のみ補助事業終了時の条件がありません。

しかし、後継者支援枠は対象者がかなり絞られている印象です。

創業枠は今から創業される人にとって魅力的な補助金になっていると感じています。

特定創業支援等事業を受けて過去3年以内で創業している人にとっては申請するチャンスです。

通常枠は50万円です。

創業枠なら補助上限が200万円にアップします。

既存事業のテコ入れをお考えであれば、ぜひこの小規模事業者持続化補助金の活用を検討してみて下さい。

持続化補助金の申請書や書き方のポイントなどに関してはまた記事にしますので御覧ください。

がんばるあなたの明るい未来を応援しています!

本日もおつかれさまでした!

当ブログの記事が少しでもお役に立ちましたら、また読みに来て頂けると嬉しいです。

よろしければお気に入り登録をお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました